手打ちそば屋を開業して11年7ヶ月が経ちました
小さな小さなそば屋で少しだけ手打ち蕎麦を打っています
毎日そばを打っていれば名人みたいに上手になる
と願っていましたがとんでもないことでした
上手になりません
早くなりません
でも、少しわかってきたことがあります
蕎麦の味の決め手はそば粉だということ
同じ蕎麦でも製粉によって味が変わってしまいます
別物になってしまうのです
抜き実を石臼碾きして60メッシュで篩った蕎麦と
玄蕎麦を石臼碾きして30メッシュで篩う蕎麦とでは
かなりの違いがあります
お客様によっては抜き実の60メッシュの蕎麦が好きな方
玄蕎麦の30メッシュが好きな方
どちらも好まれる方
いろんなお客様がいらっしゃいます
蕎麦は個性が強い食品だと思います
もの凄く好きな方がたくさんいらっしゃる事実と
蕎麦が嫌いな方がいらっしゃる事実
茨城県産の常陸秋蕎麦は特に個性が強いと思います
常陸秋蕎麦だからこそ抜き実60メッシュのそば粉と
玄蕎麦30メッシュのそば粉を作るということに意義があるのかなあ
最近つくづく思います
抜き実60メッシュのそば粉はざるそばとして打ちます
玄蕎麦30メッシュのそば粉はあらびきそばとして提供しています
基本的にはざる蕎麦がでます
あらびき蕎麦は蕎麦の香りが強烈です
あらびき蕎麦が大好きなお客様はざるそばは注文されません
確実にあらびき蕎麦を注文されます
反対にあらびき蕎麦が嫌いなお客様がいらっしゃいます
食感が苦手、強烈な蕎麦の香りが苦手
そんなところだと思います
茨城県産の常陸秋蕎麦しか提供したことがありません
以前、製粉会社からサンプルで違った産地の蕎麦を頂くことがありました
同じように製粉して蕎麦を打ちました
残念ながら個性が少なかった
もしかしたら玄蕎麦なら違ったかもしれません
今更ながら自家製粉で提供できて良かったなあと感じています
もちろん、個性が突出していない蕎麦が好きという方もいらっしゃいます
否定をしていません
個性が強い蕎麦を打っているのを嬉しがっているだけです
ずいぶん記事更新をさぼっていました
夏が終わり秋から冬へのそばを考える記事を少しは書きたいと思います
温かいそばのつゆで食べるつけそばが夏に好評でした
冬はとろみのついたつけそばになるかなあと思います
そういえば常連さんがとろみつけそばを注文されました
メニューには載せていませんが作りました
涼しい日は食べたくなるんですね
もうひとつ薬味も考えてみようと思います
頭で合わないと思う物に限って合うのですよね
マヨネーズなんていいと思います
そばの味や香りを損なうと思わずに色んな味を楽しむ
そんな薬味考でしょうか
ではまた
|

|